治療について
1)鍼は痛くありません
治療に用いる鍼は髪の毛程度の(0.18 mm)
とても細いものを使用していますので痛みは
ほとんど感じません。
2)反応及び副作用について
治療後一時的にいろいろな症状が出てくることが
あります。これは鍼の効果の現れで心配はありません。
時間とともに必ずよい結果を期待できます。
薬のような習慣性や副作用はありません。
3)効果と治療回数について
体質や体力によって差がありますが、
一般に発病して日の浅い病気ほど早く直ります。
一回の治療で強い症状が激減することが
しばしばありますが、慢性疾患になりますと
ある程度時間がかかる事があります。
鍼灸治療の実際
当院では、まず予診表に必要事項を記入していただきます。
これは後で治療者の判断の材料となるので、
できるだけ詳しく(具体的に)丁寧に記入してください。
いわば病気の履歴書のようなものです
次に、それを基にして鍼灸師がお話を伺います。
患者さんのお話がすべて判断の材料となりますので、
できるだけ詳しく気が付かれた事は皆お話ください。
初診は患者さんの体質や、病気の状態を知る上で、
又、鍼灸師と患者さんの信頼関係を築く為にとても重要です。
不安や質問がありましたら遠慮なく聞いてください。
ここでは十分な時間が取られます。
(2回目以降は簡単な話し合いで終わります)
初診が終わりましたら、いよいよ治療にかかります。
治療室の中はカーテンで3つの個室に区切られています。
その1つに入り必要な部分の衣服を脱いでいただきます。
必要により当院の検診衣に着替えていただきます(経絡治療)。
治療は置鍼(注1)が主ですが、他に灸頭鍼(注2)、単刺、
温灸、皮内鍼、低周波、干渉波、赤外線ほか様々な治療が
必要に応じて施されます。
治療時間は約50分(経絡治療:90分)です。
治療が終わりましたら治療者より病気について、
現在の状態、生活上の注意などの説明があります。
わからないところがありましたら遠慮なく質問してください。
最後に、次回の来院日を決めておしまいです。
(注1)置 鍼 :鍼を浅く刺して暫く休んでいただきます。
柔らかい響きが快適です。
(注2)灸頭鍼:鍼の頭に付けるお灸で、
温かくとても気持ちの良いお灸です。
温灸とは違います。
灸頭鍼
@火をつける前、皮膚より25mm上に艾柱があります。
Aじわじわと暖まってとても気持ちの良い状態。
B煙が止まり、おきびの状態、遠赤で奥まで良く暖まります。
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