管鍼法(管鍼術)
管鍼法は杉山和一が作り出したといわれる刺鍼法です。
鍼管の刺激によって切皮痛を激減出来るため
日本では主流の刺鍼法となっています。
鍼を鍼管と呼ばれる管の中に入れ、
鍼管からでた鍼柄頭を弾いて皮膚に刺入すます。
刺入後は鍼管を外し、各種手技を行います。
杉山和一は当初、撚鍼法による刺鍼術を体得しようと
山瀬琢一に師事していましたが、上達せず
山瀬琢一に破門をされています。その後、
実家に帰る途中で偶然石につまずいて転び、
その際に竹筒に入った松葉が痛みもなく足に刺さるという
経験をし、鍼を管に入れて操作するという手技を
考案したとされています。
鍼管はステンレスやプラスチック(ディスポーザブル鍼)
で出来ており、円筒形、六角形、八角形、など
種々のものがあります。
基本的に円筒形以外は視力障害者用の用具ですが、
実際には術者の好みによります。
長さは使用する鍼によって変える必要があり、
使用鍼より1分5厘(約4mm)短いものを使います。
出典:
『ウィキペディア(Wikipedia)』
(2006/09/25 21:27)